インプルーブ尾張社長×松本慶祐監督対談#02 「第一印象から見えた意外な一面」
―お互いの第一印象は?―
松本: アニメ制作とかそういう友達とかが多かったんで、ビジネスマンじゃないですけど、スーツ着てる仕事の人とかあんまり会ったことなくて…
尾張: そうですよね。絡まないですもんね。
松本: だからそういうイメージで、社長の事とかを調べても、スーツで結構ビジネス的な話をしてる動画とか出てきてたんで「大丈夫かな」と思ったんですけど、1回目会ったのが…なんか居酒屋でね。
尾張: そうですね。
松本: 飲んだんですよね。その時にラフな格好してたんで、ちょっと会って安心しました。
尾張: たまたま多分、RIZINの(仕事の後で)私服でみたいな。
松本: それでちょっと安心したみたいなとこがあるかもしれないですね。
尾張: 会話でしてないんですね、見た目で(笑)
松本: いや、でも会話もなんかフランクというか。気さくと言うとあれですけど。実際会ってみてちょっと安心したって感じですね。
尾張: まぁ、変なやつじゃないんでね(笑)
松本: 社長どうですか?僕の第一印象。
尾張: 松本さんはね、第一印象というか…イムラの声やったんで。
松本: あ、そうっすね。作品が先で。
尾張:イムラの声は素で録ってる、みたいなのをどっかで聞いたことあって。(声を)変えてないみたいな。ほんで初めて話した時に、「あ、イムラや」と。
松本: あ、なるほど(笑)
尾張: 「あ、イムラと喋ってる」みたいな。そんな感じでしたね。
松本: もっとツッコミ強めにいった方がよかったかな。
尾張: あと見た目はもっと年齢行ってるんやと思いました。
松本: やっぱネタ的に。
尾張: そうなんです。ネタが自分に近いんで。自分と同世代かなと思ったけど、もうちょっと若かったですね。
松本: なんかそれはよく言われるかもしれないですね。もっとおじさんだと思ってたみたいな。
尾張: で、10年前から作ってるとかなんで。って考えた時、そんな若い時代からずっと作ってると思ってないですもんね。そんなイメージですかね。
松本: ネタがちょっとあれなんですかね、自分より歳を取ってるんですかね。ドラクエとかも、僕ファミコン一番最初にやったのが…
尾張: 何やりました?
松本: 『スーパーマリオブラザーズ』だったんですけど。多分4、5歳ぐらいからゲームやってるから、ゲームのネタとかの元ネタが結構古いかもしれないですね。ドラクエとかもそうですけど。
尾張:でもまあ、そう考えたら同世代ですよね、ゲーム世代でいうと。自分、あの『影の伝説』っていうね。
松本: え?
尾張: 知ってます?『影の伝説』っていう。
松本: 『影の伝説』…すみません…それは知らないです。
尾張: なんか忍者のゲームみたいな。結構有名ですよ、ファミコンでは。
松本: へえ~。『忍者じゃじゃ丸くん』とかはなんか…(知ってる)
尾張: それ知らないです。
松本: あれ?噛み合わないな(笑)
尾張: 『パックマン』とかね。1コンやったら右押したら左行くみたいな。
松本: へえ。
尾張: 2コンでやるとちゃんと左押したら左行くみたいな。
松本: そんなんありましたっけ。
尾張: あるんすよ。なんかね色んな裏技あったんですよ昔は。
松本: なんかそういうのありましたね昔。
尾張: 2コンのマイクで叫ぶとジャイアンが敵全滅させるとか。
松本: へえ。なんかあったなそういう…2コンも分からないですよね。多分ね。
尾張: そうですね、今の人は。
松本: これ見てる人(年齢)どんぐらいなんだろう。分かんないですけど。
尾張: ね。
―松本さんのファン層は?―
尾張: 松本さんのファン層って何歳とか分かるんですか?
松本: 僕のファン層はなんか分かれてて、若めの女性と、
尾張: なるほど。
松本: ちょっとおじさんとか上の男性が多いですね。そのどっちかみたいな。
尾張: 確かに若い女の子(ポンクエ)知ってますもんね、ちょいちょい。
松本: 若い女の子は若い女の子でこう絵柄とか、そういうので見てくれてるのかなって思いますね。
尾張: 中間がいないですかね。
松本: 中間が少ないのかもしれないです。だからゲームやってた世代の男の人が共感して見るのと。
尾張: うん。
松本: なんか「キャラクター可愛い」って言って見てる女の子と。
尾張: 見方が違いますね。
松本: そうですね。
尾張: 見てる視点が違いますね。