インプルーブ尾張社長×松本慶祐監督対談#04「インプる君制作の裏側と見どころ」
―インプる君のアイデアはどう膨らませているんですか?―
松本: インプる君はまぁ設定が「架空の職業のコント」みたいな事で、現実には無い、存在しない仕事を考えないといけないんですけど。それが結構…なんか意外と大変で、思いつくまでが。
尾張: 大変ですよね。
松本: まずいろんな職場をバーって並べて、服屋さんとか病院とか美容院とか。その職場、そのお店でできるありえない職業何だろうみたいな。例えば1話だったらなんか研究施設みたいなテーマ(場所)でなんか色々考えて、「研究施設…なんか培養してる」とか。そういうのを何か色々考えて。「ゾンビの飼育員」みたいな。そういうのいっぱい書き出して、しっくりくるやつを残してくっていう感じですね。
尾張: なるほどね。
松本: でも意外とその、タイトルとして、ちょっと大喜利として面白い職業名にしたいっていう縛りがあるんで。「ゾンビ飼育員」って結構キャッチーな感じと言うか。
尾張: そうですね、キャッチーですよね。
松本: (視聴者が)「なんだろう?」って思うようなのとかを考えるのは結構、まあ頭を捻ってこう…頑張って出してるって感じですね。
尾張: で、そっからネタ考えるんですもんね。
松本: そっからネタ考えるのは割とスルスルって行ったりするんですけど、その最初の設定考えるのが結構…
尾張: 今後で言ったらね、ちょっとまた企画で、その設定を募集して。
松本: そうですね、もしかしたらね。視聴者さんとかに(職業名を考えてもらう)って言うのもあるかもしれないですね。
―今後の見どころはありますか?―
松本: 今回のこのインプる君のアニメは毎回設定が変わるんで、そのインプル君の話し方とか役も全然違うんで、その変化を楽しんでもらいたいなっていう。声優さんの相沢舞さんの芝居も全然変わってくるんで、そういう毎回なんか「何が来るんだろう?」みたいな感じで楽しんでいただけると。
尾張: 楽しみですね。
松本: 毎回の「架空の職業」がやっぱ見どころですかね。
―どんな方に楽しんでもらえそうですか?―
尾張:自分は本当に『ポンコツクエスト』の大ファンで、松本さんの大ファンなので、やっぱりその同じ層というか、『ポンコツクエスト』が好きな層は恐らくハマると思うんですよね。同じテイストじゃないですけど、同じ方が作ってるっていう話になるんで。そこでハマるかなと。そういう人たちがどんどんどんどん広がっていくといいのかなと。
やっぱりこの1回見てもらうとね、やっぱり認知が大事かなと思ってるんですけど、見たらやっぱ好きになってくれる人はいるんですけど、それを知らない人っていっぱいいると思うんですよね、まだまだ。
ですので、このインプる君もどんどんね、やっぱ広げていければ、見てくれる人が増えれば多分喜んでもらえるのは間違いないかなと思ってますんで。それをちょっと広げられる活動もしていこうかなと思ってます。
―見てる人に伝えたいことは?―
松本: インプる君はまぁ、シンプルに楽しんでいただければまぁそれでいいんですけども。僕も今まで作ってたそれこそ『ポンコツクエスト』だと、ほぼほぼ僕1人でやってるんですけど、今回インプる君っていうメインのボケのキャラは、声優さんにお願いして。
で、声優さんメインで作ってた作品も、僕メインの作品もあるんですけど、僕と声優さんの掛け合いみたいなアニメは初めての挑戦でもあるので、僕にとっても。
設定とかも結構僕はなんか頑張って挑戦してる部分があるので、そういうとこ楽しんでいただけると。
既存のファンの方も「ちょっと今までと違うことやってるな」みたいなのも見ていただけると。
尾張: 新たな挑戦。ワクワクしますね。広がると。
―見てくださる皆様へ―
尾張: この作品はですね、みんなにやっぱり見てもらいたいっていう気持ちはあるんですけど、個人的に自分がいちばん見たいなと思ってます。それで皆さんも恐らく楽しめると思いますんで、見ていただければいいのかなと思ってます。
松本: この作品にメッセージ性みたいなものは全然込めてないんですけども(笑)
まあ単純に楽しんでいただいて、ちょっと疲れた時に見て、ふふって笑っていただければいいかなと思います。僕の作品のファンの方とかにも楽しんでいただける作品になってると思いますので。よろしくお願いします。
尾張: 本日はありがとうございました。
松本: ありがとうございました。大丈夫ですかね、こんな感じで。
尾張: さようなら~。
松本: さようなら。…こんな「さようなら」って言うもんなんすか(笑)